コラム

松の剪定は難しい?

2015.12.22

松の剪定は難しいという声をたまに聞きます。確かに、松の剪定は失敗すると、見た目が悪くなってしまう恐れがあるので、慎重に行う必要はあります。でも、それはどの剪定にも言えること。基本的に、お手入れの仕方や剪定方法は他の木と変わりはないのです。ただ、細かく見ると、違うところもあるので、それを少しご説明したいと思います。

●上から下へ
まず、松の剪定を行う順番は、上から下へと決まっています。何故なら、下から先に剪定を行ってしまうと、上を剪定する時、切り落とした枝が下の松に引っ掛かってしまうからです。この状態が続くと、かなりの枝の数が、下の松に溜まってしまうので、上から松の剪定を行うことが重要なのです。

●新芽を摘み取る
松の剪定を行う時、目を凝らして松の先を見てください。そこに、まだ葉がない新芽が確認出来るはずです。もし、新芽が確認出来たら、早いうちに摘み取っておきましょう。何故なら、この新芽をそのままにしておくと、松の樹形が悪くなってしまうからです。ちなみに、新芽の数は1本だけという場合もあれば、最大7本伸びている場合もあります。

●真ん中の枝を切り落とす
松の先に伸びている3本の枝の中で、真ん中の枝が一番成長が早いです。剪定を行う時は、Y字型になるよう真ん中の枝を切り落としておきましょう。真ん中の枝を残したままだと、松の格好が悪くなってしまいます。

松の剪定をお考えの方は、最低限上記のことを覚えておきましょう。また、松の剪定を行う途中、松脂が服についてしまうことがあるので、普段着ではなく、剪定用の作業服を着るようにしましょう。また、新芽やミドリを摘み取るという細かい作業を行うので、手袋は軍手ではなく、ゴムで出来た手袋を着けておくようにしてください。